糖尿病セミナーブログ

2015年7月25日 土曜日

薬物療法と低血糖

 
「薬物療法と低血糖」
担当:薬剤師 

 糖尿病治療薬の副作用には低血糖があります。糖尿病治療薬には、いろいろな種類の薬があり、SU剤や即効性インスリン分泌促進薬、インスリンなどは比較的低血糖が起こりやすい薬剤になります。その他の経口血糖降下薬は、単独服用時の低血糖は少ないといわれていますが、SU剤やインスリンとの併用で、低血糖が起こる可能性が高くなることがあるので注意する必要があります。低血糖症状には、冷汗、動悸、震え、倦怠感などの自律神経症状から、進行すると意識障害や昏睡などの中枢神経症状までに至る事もあり、その場合は早急な対処が必要となります。低血糖の予防のためにも薬の量や飲み方を正しく守り、外出時などは必ず砂糖かぶどう糖を携帯するようにしましょう。

投稿者 やまねクリニック