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2017年9月7日 木曜日

いきいき健康セミナー「肥満と危険」を開催しました

「肥満と危険」
担当:診療放射線技師 久野淳也 

 

  昨今世界的にみても肥満・肥満症の方が増加傾向であり、その合併症が問題視されています。IARC(国際がん研究機関:WHO内専門機関)では、肥満症はがん発症の要因になっていると警告しており、また最近の研究報告では食道癌、大腸癌、腎癌などの発生要因である事が判明しております。改めて肥満症を含めた生活習慣病全般を見直しては如何でしょう。一般的に肥満度の判定方法としてBMI(体格指数)が用いられますが、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満を区別する事は不可能であり更に、脂肪量と筋肉量の違いも判別出来ません。BMIは体重と身長から導かれる定数なので余り一喜一憂しない方が良いかもしれません。肥満症は生活習慣病の一因であります。治療が必要な肥満症は脂肪肝を含めて他の疾患を発症する事が危惧されます。

 現代社会において、過食と運動不足は大敵であります。もしメタボリックシンドロームの可能性が示唆されるのならば、生活習慣を是非とも見直していきましょう。本日のセミナーがその一役になれば幸いです。

投稿者 やまねクリニック